豊中平和映画祭 2009

『ブライアンと仲間たち パーラメント・スクエアSW1』


 

 

 

 

 

 
主催:豊中平和映画祭実行委員会
(シネメッセとよなか・豊中まつり実行委員会)

 
 
 

 

 

 

開催にあたって


豊中平和映画祭実行委員会では、「映像文化を通して豊中市域を活性化し、平和で愛せるまち・環境・社会を築くための力を、 市民だれもが持つようになる」ことを目的に、
平和映画祭を開催いたしますが、そのために、以下の基本理念にもとづいて、映画の選択をしています。

1.戦争や平和の概念や枠組みを問いなおし、感情や想像力を豊かにゆりうごかす作品の選択。
2.様々な文化や環境、そしてあらゆる命や世界の存在を問いなおすことのできる作品の選択。
3.人々に多くの共感を与える一方でプロパガンダとしても利用されてきた映画の、二面的な力を 問いなおす作品の選択(主に歴史的作品)。


どうぞ当実行委員会へのご支援、ご協力のほどよろしくお願いいたします。



2009年6月
豊中平和映画祭実行委員会

開催にあたって


今年は豊中平和映画祭はお休み、という方向が決まった初春のある日、「豊中平和映画祭で、私の映画を上映してもらえませんか」という電話が入りました。
ちょっと不安そうな女性の声で、今年は開催の予定がないと断りつつ、とりあえず作品の見本を送ってください、とお願いしました。こういう自主映画や、配給会社からの売り込みは時々あるのですが、いい映画だけど平和映画祭のコンセプトにはちょっとなあ、という作品がほとんどで、正直、全く期待はしていませんでした。

しかし、送られてきたDVDを見て、びっくり。低予算で作られたと思われる映像、なおかつ、座り込みの反戦活動をしている活動家を追うという地味な内容にもかかわらず、キラキラした魅力に満ちていたからです。何より、ブライアンにつきすぎず、離れすぎず、誠意と尊敬を持って取材する監督のバランス感覚の素晴らしさ。これはもう、上映しなくては、と「今年はお休み」ののんびり気分を返上して突然動き出したのが四月、時間がかかりましたが、何とか「大阪地区初上映」に間に合いそうです。

従来の豊中平和映画祭で上映されてきたのは、ほとんどが配給会社が買い付けた商業作品です。こうした、若い、新しい才能を紹介できる機会はなかなかなく、今回の上映も、監督からの不安そうな、一本の電話がなければ、ありえませんでした。新しい出会いに感謝しながら、ぜひ多くの方々にこの映画を見て頂きたいと奮闘しています。

当日は早川監督の舞台挨拶、質疑応答も予定しております。

豊中平和映画祭にぜひお越しください。


 

 

上映作品

8/23(日) すこやかプラザ 13:00 15:30

『ブライアンと仲間たち パーラメント・スクエアSW1』

2009年英国・日本/97分DVD・カラー 
監督・撮影/早川由美子
追加撮影/Paul Wright  Brian Haw
主な登場人物/ Brian Haw Barbara Tucker Maria Gallastegui  C.N. Easton (愛称 Bunny)
Carolyn Emmerson  椎野 綾


■『ブライアンと仲間たちパーラメントスクエアSW1』 あらすじ
イギリス、ロンドンの国会議事堂、その前にある広場、パーラメント・スクエアには、国会議員たちにとって”eyesore”(目障り)な存在がある。なんと、ここにテントを張って生活をしながら、8年以上家にも帰らず、1日も休まず、英米政府のテロ撲滅戦争に抗議している男性がいるのだ!
Brian Haw(ブライアン・ホウ、1949年生まれのイギリス人)は、2001年6月2日にパーラメント・スクエアで抗議活動を始めた。彼は、「イラクの子供たちを殺すな!」、「嘘つきブレア!」などと書かれた大きなプラカードや横断幕を堂々と掲げ、年中無休のデモを展開している。イギリス議会は何度もブライアンをパーラメント・スクエアから追い出そうと試みてきた。ブライアンの排除を目的として制定された法律までできたが、彼らは独特のユーモアとアイデアで対抗しながら、今日まで抗議活動を続けている。
映画は、ブライアンと彼のサポーターたちを、約1年半に渡って追い続けたドキュメンタリーである。これまでの生活を捨て、彼と共にここで生活することを選んだシングルマザー、半世紀以上反戦活動を続けるおじいさん、エキセントリックな人形アーティスト、元労働党内閣の政治家、日本からやってきた大学生たちのインタビューを通して、王室でもサッカーでもない、”新たなイギリス”が描かれる。


上映時間・上映会場・料金

 開演 13:00 15:30 (開場 12:30)
会場 すこやかプラザ
 岡上の町2−1−15
阪急宝塚線豊中駅南徒歩5分

入場料 大人500円(高校生以下無料)


 

 豊中平和映画祭とは

 豊中平和映画祭は,豊中市が非核平和都市宣言を行った翌年の昭和59年(1984年)からスタートしたものですが, 1989年から公募によって集まった市民が企画実施する「平和映画祭シネメッセとよなか」として新生発足いたしました.

  

 2000年4月に「シネメッセとよなか」が非営利市民活動団体として独立し, 2005年度からは豊中まつり実行委員会とともに豊中平和映画祭を運営しています。

 

 


お問い合わせは、豊中平和映画祭実行委員会 TEL&FAX 06-6841-1656 豊中市北桜塚2-3-9-102(コンテンタ)まで
contenta@osaka.ne.jp

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